報告
氷川丸病院船モデルが赤十字情報プラザにやってきました
太平洋戦争中に病院船として活躍し、山下公園に係留されている「氷川丸」の病院船モデルや歴史パネル、関連書籍などが日本赤十字社神奈川県支部に寄贈され、8月13日に贈呈式を行いました。
昭和5年に貨客船として建造された氷川丸は、昭和16年に病院船に改装され、傷病兵の収容・治療などに活躍。戦後は外地からの復員輸送引揚船としても太平洋を運航しました。
贈呈式では、日赤紺綬有功会会員である関根寿樹様から氷川丸病院船モデルを、日本郵船歴史博物館・日本郵船氷川丸を代表して氷川丸第28代船長である金谷範夫様から氷川丸関連書籍を、かまくら春秋社取締役室長田中愛子様から書籍「氷川丸ものがたり」を寄贈いただきました。
映画「氷川丸ものがたり」の製作会社である虫プロダクションのプロデューサー八田圭子様からは映画の製作について、お話しいただきました。
また、皆さまから氷川丸と赤十字について、ご自身の関係や思い出を交えてご挨拶をいただきました。
今回寄贈いただいたモデルシップには船体に赤十字マークがついており、病院船として活躍していた氷川丸の一面を見ることができます。戦争中も守り抜かれた赤十字精神を語る貴重な展示物として、「かながわ赤十字情報プラザ」に常設しておりますので、ぜひ、お越しください!
▲氷川丸病院船贈呈式の様子
▲寄贈者の皆さま(左から八田様、田中様、金井様、関根様)