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日本赤十字社 神奈川県支部

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報告

震災を学ぶ ~高校生が福島県を視察しました~

11月17~18日の2日間、日本赤十字社福島県支部が開催した「福島被災地視察及び高校青少年赤十字メンバーとの交流研修」に神奈川県青少年赤十字(以下JRC)メンバーである高校生3人を派遣しました。
震災から7年が経過し、復興期から創生期へと歩みだした"福島"。震災についての理解を深めること、復興のその先を学ぶことを目的として開催されたこの研修は、福島県のほか10の都府県に加え、本社主催の国際交流集会に参加するために来日したアフガニスタンのメンバーも参加し、100人を超える参加者で実施されました。
神奈川県代表として参加した3人は、派遣前に東日本大震災についての事前学習を行い、それぞれが目的意識を持って参加しました。

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<意気込み>

Kさん「震災の記憶が風化されつつある今、自分たちでできる震災対策を考えたい」
Mさん「学校の部活動で福島について学習し、自分たちでできるアクションを起こしているが、現地に行って、自信を持って正しいと思える情報を持ち帰り、多くの人に伝えたい」
Gさん「震災についての学習はたくさんしているが、現地に行って生の声を聞き、震災についての理解を身近なものにしたい」

<研修内容>

1日目

☆集合 @東京駅
神奈川県代表の3人は東京駅に集合しました。初めて顔を合わせるメンバーもいたため、郡山駅までの道のりは自己紹介や情報交換を行いました。

☆開会式 @コミュタン福島(福島県環境創造センター交流棟)
各県から集まったメンバーが一同に会し、研修実施の趣旨を確認しました。福島県高等学校青少年赤十字連絡協議会(以下、県協:JRC登録各校のメンバーによる協議会)副会長からは「原発事故から7年経過した福島をこの機会によく見て、多くの人との交流をすることで実りのある研修になれば嬉しいです」とごあいさつがありました。

☆コミュタン福島の見学
コミュタン福島は、放射能や様々な環境問題を身近な視点から理解し、環境の回復と未来への創造を伝えるための施設です。
ここでは、原発事故発生までの緊迫した状況などを職員の方からお話しいただいた後、放射線に関する理解を深め、さらに未来に向けた持続可能な環境意識について学習しました。
普段は見ることのできない放射線を特殊な装置を使って見ることができ、空気中に浮遊する放射線を自らの目で見て身近なものとして感じることができたようです。

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▲施設の方の説明

写真3
▲積極的に質問しています

☆道の駅「よつくら港」の見学
道の駅「よつくら港」は、震災により甚大な津波被害を受け、建物が全壊。原発事故の影響もあり、当初は再開が難しいとも思われていたものの見事に再建された施設です。
ここでは、震災の被害や復興の現状などを知ることができる資料館や、賛否の分かれたまま建設された巨大防潮堤を見学しました。この施設の再建を通じて震災から7年という時の経過を、感じたようです。

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▲多くの人の想いがこの場所を再建させました

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▲道の駅から見た巨大防潮堤

☆語り部による講話 @いわき市薄磯・豊間地区
いわき市の薄磯・豊間の両地区では、津波により多くの尊い命が失われました。
ここでは、語り部の方から津波が迫って来た時のお話や、今現在の生活についての話を聞きました。
東日本大震災で津波警報が発令された際、一度は避難したものの大きな津波は来ないだろうとすぐに家に戻った人、津波の状況を海岸に見に行った人、過去の震災の際に自分の家は流されなかったから大丈夫であろうと考え避難しなかった人が多く亡くなったということを知り、改めて発災時の行動や日頃の防災活動の重要性を痛感していました。
防災機能を兼ね備えた豊間公園にも訪れ、津波を経験した地区がその教訓をもとに再生している様子を視察して、二度と津波による犠牲者は出さないという強い想いを感じたようです。

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▲語り部の方の話

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▲大きな被害のあった薄磯海岸

☆活動発表大会・情報交換交流会 @いわき新舞子ハイツ
福島県内の高校による活動発表大会に参加しました。
この大会は、日常の活動や研究を発表することで、他校のメンバーと成果を共有し、さらなる発展を目指すことを目的に毎年実施されています。
ここでは、日常生活から見えた「気づき」から、いかにして「考え」「実行」に移したか、また、その成果についての発表が行われました。普段から各都府県で活動している生徒たちは、自分ならどんなことができるのか考えながら報告を聞いていました。
その後、"福島"を伝える情報交換交流会が行われ、「震災当時」「原発と防災」「福島の現在」について皆で学習しました。
高校生による高校生のための発表では、聞き手の高校生から多くの質問があり、活発な意見交換が行われていました。

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▲活動発表の様子

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▲神奈川県のメンバーも熱心に聴いています

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▲多くのメンバーが参加

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▲工夫を凝らした発表に聴き入ってしまいました

2日目

☆災害公営住宅に住む住民の方との交流 @いわき市永崎復興団地
いわき市永崎復興団地は、津波・地震によって被災されたいわき市民が暮らす住宅と、原発事故により避難されている方が住んでいる復興公営住宅が道を挟んで建っている場所です。
ここでは、自治会の皆様からお話を聞きました。もともとは見ず知らずの場所に住んでいた人が集まっており、人と人との交流が希薄になってしまっていることや、住民の半数が65歳以上で高齢化が深刻なこと、災害公営住宅に入居したものの、今後の生活の見通しが立たずに不安を抱えている人もいることなど、復興も進んできた中、新たに直面している課題などについても聞きました。
生徒たちは生の声に真剣なまなざしで耳を傾けていました。

写真12
▲自治会の方の説明

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▲気になったことはすぐに質問!

☆東日本大震災展・海鮮市場の見学 @いわき・ら・ら・ミュウ
平成23年3月11日午後2時46分。あの日、あの瞬間にいわきで何が起こったのか。
「忘れたいこと 忘れられないこと 忘れてはいけないこと」を伝える展示会を見学しました。
東日本大震災の記録から、今後予想される地震や津波に関する展示もあり、今回の研修をもう一度振り返りながら、各都府県に帰ってからどの様な行動が起こせるのか考えていました。
展示会の後には、活気溢れる場所によみがえったいわき市を象徴する市場を見学しました。

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▲震災当時の避難所が再現されています

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▲新鮮な魚が所狭しと並ぶ市場

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☆閉会式 @いわき・ら・ら・ミュウ
県協会長から「今回の研修をとおして学んだことを、多くの人に正しく伝えて欲しい」とごあいさつがありました。福島県外参加者代表のあいさつでは、神奈川県のメンバーが率先して手を挙げ、今回の研修の御礼と今後積極的に行動を起こしていくとの決意を述べました。

<2日間の研修を終えて(一部)>

Kさん「津波を経験された方のお話から、津波の怖さや防災の大切さなど多くのことを学ぶことができた。福島県の現状を正しく伝えていきたい。」

Mさん「震災当時から現在までの心境などを語る福島に住む方の姿からは、辛い震災の経験を未来への糧にしていこうという力強さを感じた。今私たちにできることは何か、考えていきたい。」

Gさん「今回の研修をとおして、常に先のことを考え事前の準備を怠らないことの大切さや、「考える」ということを忘れてはいけないと学んだ。また、現在でも"福島"と聞くとマイナスなイメージを持つ人がいると思うが、実際に現地に赴き、自分自身の目で"今"の福島を知って欲しいと多くの人に訴えたい。」

神奈川県から参加したメンバーは、積極的に研修へ参加していました。
2日間と短い研修でしたが、福島県の皆様から多くのことを学んだようです。来年1月27日(日)に行われる高校生対象の県協定例会の中で、今回の研修で学んだことを伝える報告会を実施します。
県内の高校に通う生徒の皆さん・先生方は是非お越しください。(詳しくは以下)

今回の研修は、日本赤十字社が持つ青少年赤十字事業の実践目標のひとつである「健康・安全」の一環として行われました。
今後も日本赤十字社では防災・減災活動を積極的に行っていきます。
防災・減災に関する授業への講師派遣や、教材提供のご依頼は日本赤十字社神奈川県支部 事業部 青少年・ボランティア課(電話番号 045-681-2123)にご連絡ください。

写真17
福島で迎えてくれた高校生の皆さん2日間ありがとうございました!

<神奈川県高等学校青少年赤十字連絡協議会 定例会>

日時:1月27日(日)10:00~16:00(受付開始9:30)
場所:日本赤十字社神奈川県支部 7階講習室(アクセスはこちら
対象:県内の高校生およびその指導者
内容:高校生による高校生のための発表会です!
詳しくは日本赤十字社神奈川県支部事業部青少年・ボランティア課(電話番号045-681-2123)にお問い合わせください。

初めての参加も大歓迎です!是非お気軽にお越しください。

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